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予約殺到のMIX CD『J-アニソン神曲祭り』TVスポット第一弾がOAスタート!
いとうのいぢ書き下ろしジャケットイラスト
いとうのいぢ書き下ろし
ジャケットイラスト

2月8日にリリースされる、超豪華アニメテーマソングの原曲そのままを使用してつないだ夢のアニソン ノンストップ MIX CD『J-アニソン神曲祭り[DJ和 in No.1胸熱MIX]』の、TVスポット第一弾のオンエアがスタートしました!

この第一弾スポットでは、supercell「君の知らない物語」をバックに、いとうのいぢ、nyanya、岸田隆宏、すしお、田中将賀、NC帝國という有名絵師6人による6種類のCDジャケットが次々と登場。初回仕様盤限定特典の一つである絵師直筆サイン入り原画の応募特典を告知する内容となっています。このCMは、1/21深夜放送のTOKYO MX「Aチャンネル」「化物語」を皮切りに、MX TV等のアニメ番組内のCMでO.A.される予定であり、さらに今後オフィシャルHPでも視聴設定されていくほか、別ver.のCMも今後発表されていく予定となっているとのことです。

収録内容、ジャケ、特典の豪華さなどから発売を前にして予約が殺到、一部店舗で一時完売状態した他、amazonランキングでも急上昇するなど反響を呼んでいる同CD。TVスポットのスタートでさらに勢いが加速することが予想されます!


【J-アニソン神曲祭り】ライナーノーツ
【J-アニソン神曲祭り】収録楽曲解説

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2012.2.8 ON SALE

『J-アニソン神曲祭り[DJ和 in No.1胸熱MIX]』

いとうのいぢ書き下ろしジャケットイラスト
いとうのいぢ書き下ろし
ジャケットイラスト


nyanya書き下ろしジャケットイラスト
nyanya書き下ろし
ジャケットイラスト


岸田隆宏書書き下ろしジャケットイラスト
岸田隆宏書書き下ろしジャケットイラスト

すしお書き下ろしジャケットイラスト
すしお書き下ろしジャケットイラスト

田中将賀書き下ろしジャケットイラスト
田中将賀書き下ろしジャケットイラスト

NC帝國書き下ろしジャケットイラスト
NC帝國書き下ろしジャケットイラスト


1. 泉こなた(平野綾)、柊かがみ(加藤英美里)、柊つかさ(福原香織)、高良みゆき(遠藤綾) 「もってけ!セーラーふく」(らき☆すた)
2. 逢坂大河(釘宮理恵)、櫛枝実乃梨(堀江由衣)、川嶋亜美(喜多村英梨) 「プレパレード」(とらドラ!)
3. 南春香(佐藤利奈)、南夏奈(井上麻里奈)、南千秋(茅原実里) 「経験値上昇中☆」(みなみけ)
4. 涼宮ハルヒ(平野綾)、長門有希(茅原実里)、朝比奈みくる(後藤邑子) 「ハレ晴レユカイ」(涼宮ハルヒの憂鬱)
5. みつば(高垣彩陽)、ふたば(明坂聡美)、ひとは(戸松遥)「みっつ数えて大集合!」(みつどもえ)
6. 中町かな(豊崎愛生)、天野咲妃(水原薫)、久地院美華(釘宮理恵) 「君へとつなぐココロ」(かなめも)
7. 麻帆良学園中等部2-A 「ハッピー☆マテリアル」(魔法先生ネギま!)
8. 戸松遥 「Girls, Be Ambitious.」(ソ・ラ・ノ・ヲ・ト)
9. 河野マリナ 「Morning Arch」(Aチャンネル)
10. 田村ゆかり 「おしえてA to Z」(B型H系)
11. 765PRO ALLSTARS 「READY!!」(アイドルマスター)
12. 七森中☆ごらく部【赤座あかり(三上枝織)、歳納京子(大坪由佳)、船見結衣(津田美波)、吉川ちなつ(大久保瑠美)】「ゆりゆららららゆるゆり大事件」(ゆるゆり)
13. ヒャダイン 「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」(日常)
14. 種島ぽぷら(阿澄佳奈)、伊波まひる(藤田咲)、轟八千代(喜多村英梨)「SOMEONE ELSE」(WORKING!!)
15. 千石撫子(花澤香奈)「恋愛サーキュレーション」(化物語)
16. 堀江由衣 「Love Destiny」(シスター・プリンセス)
17. 結(早見沙織)、月海(井上麻里奈)、草野(花澤香菜)、松(遠藤綾) 「セキレイ」(セキレイ)
18. エリオをかまってちゃん 「Os-宇宙人」(電波女と青春男)
19. Kalafina 「Magia」(魔法少女まどか☆マギカ)
20. ALI PROJECT 「聖少女領域」(ローゼンメイデントロイメント)
21. ピコ 「勿忘草」(テガミバチ REVERSE)
22. supercell 「君の知らない物語」(化物語)
23. 本間芽衣子(茅野愛衣)、安城鳴子(戸松遥)、鶴見知利子(早見沙織) 「Secret base〜君がくれたもの〜(10 years after Ver.)」(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)
24. FLOW 「DAYS」(交響詩篇エウレカセブン)
25. ORANGE RANGE 「*〜アスタリスク〜」(BLEACH)
26. SIAM SHADE 「1/3の純情な感情」(るろうに剣心)
27. DOES「バクチ・ダンサー」(劇場版 銀魂 新訳紅桜篇)
28. ASIAN KUNG-FU GENERATION「リライト」(鋼の錬金術師)
29. Folder5 「Believe」(ONE PIECE)
30. m.o.v.e 「Gamble Rumble」(頭文字D)
31. fripSide 「LEVEL5-judgelight-」(とある科学の超電磁砲)
32. 玉置成実 「Believe」(機動戦士ガンダムSEED)
33. Vivian or Kazuma 「moment」(機動戦士ガンダムSEED)
34. T.M.Revolution 「INVOKE」(機動戦士ガンダムSEED)
35. T.M.Revolution 「ignited -イグナイテッド-」(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
36. HIGH and MIGHTY COLOR 「PRIDE」(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
37. 高橋瞳 「僕たちの行方」(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
38. abingdon boys school 「JAP」(戦国BASARA)
39. 中川翔子 「空色デイズ」(天元突破グレンラガン)
40. KOTOKO 「七転八起☆至上主義!」(ハヤテのごとく!)
41. スフィア 「MOON SIGNAL」(おとめ妖怪 ざくろ)
42. Girls Dead Monster 「Crow Song」(Angel Beats!)
43. 川田まみ 「JOINT」(灼眼のシャナU)
44. 茅原実里 「Paradise Lost」「喰霊-零-」
45. 水樹奈々 「PHANTOM MINDS」(劇場版「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」)
46. 水樹奈々 「ETERNAL BLAZE」(劇場版「魔法少女リリカルなのは A’s」)


胸熱すぎる、スペシャル豪華特典が決定!
発売を記念し、初回仕様限定での胸熱すぎるスペシャル豪華封入特典が決定!!

★ジャケットイラストステッカー (全6種類・1枚ランダム封入)

★胸熱スペシャル特典応募はがき
A賞:世界に一枚だけの絵師直筆サイン入り原画    
   全6種類×各1名様
B賞:抱きクッション ×20名様        
    (メインジャケットのみ)
C賞:缶バッジ全6種類セット ×50名様
             (応募期間:2012/2/8〜2012/3/8消印有効)


品番:AICL-2330
価格:2,520円(税込)






<初回限定スペシャル特典・アナザージャケット頒布CD SHOPチェーン>

岸田隆宏 書き下ろしアナザーJK アニメイト・ゲーマーズ
すしお 書き下ろしアナザーJK TSUTAYA
田中将賀 書き下ろしアナザーJK とらのあな
NC帝国 書き下ろしアナザーJK TOWER RECORDS
nyanya 書き下ろしアナザーJK WONDER GOO

※一部店舗を除く場合がございますので、詳しくは店舗へお問い合わせください。

また、メインJKであるいとうのいぢのイラストが使用された告知ポスターも、先着特典として一部店舗特典にて限定配布されることが決定。
(特典についての詳細はJ-アニソン神曲祭り特設サイトへ)


<DJ和(かず) プロフィール>

そこにいる全ての人の心と体を揺らす、抜群のスキルと斬新な選曲。
日本最大級のJ-POPモンスターイベント、「東京最速J-POPナイト〜日本式〜」でメインDJを担当。ソニー・ミュージックよりJ-POP DJ第1号として、今までにコンピレーションMIX CD「J-ポッパー伝説[DJ和 in No.1 J-POP MIX]」をはじめ、計5枚のCDを発表。
大ヒット曲が原曲のままMIXされる圧倒的豪華さと、海老名サービスエリアでの実演DJなど独特の活動が話題を呼び、累計で35万枚を売り上げるセールスを記録。
NHK MUSIC JAPAN新世紀アニソンスペシャルや、ANIMAX MUSIXやイタリア最大のアニメフェス等、国内外の様々なアニメフェス・イベントでDJを担当。

DJ和
DJ和

☆NHK 「MUSIC JAPAN」 収録イベントDJ@NHKホール レギュラーDJ
☆「東京最速J-POPナイト〜日本式〜」レギュラーDJ
☆秋葉原アニソンDJ BARあるけみすと 第1,3金曜レギュラーDJ

facebook
http://facebook.com/kazupopper




【J-アニソン神曲祭り】ライナー

この10年の間に、「アニソン」という音楽文化は大きな変貌を遂げた。思い返せば、90年代末の『新世紀エヴァンゲリオン』から端を発したアニメ・ブームが、そのすべての始まりだった。『エヴァ』は深夜帯の再放送により一般層にまで波及しムーヴメント化したわけだが、それがアニソンに与えた影響としてもっとも大きいのは、〈アニメを深夜に楽しむ層〉を発見したことである。〈深夜にアニメを楽しむ層〉とはつまり社会人などの大人層であり、夕方やゴールデンタイムに放送されるアニメは見ることはできないビジネスマンや、夜更かしの好きな学生たちのことである。それは、いわゆる子供向けに作られたアニメ作品では満足のできない人々でもあり、よりコア(セカイ系、萌え系など)な作風を好む人々でもあったわけだ。『エヴァ』後のアニメバブルによって深夜アニメ枠が開拓されたことにより、アニメの放送本数が激増。加えて、よりピンポイントにコアな作品も多く放送されるようになった。それはたとえば、美少女ゲームやハーレムもののライトノベルを原作に持つような作品も当てはまる。アニメの本数が増えれば当然主題歌枠も増えるわけで、新世代のアニソン・シンガーも急増。なおかつ大人層にウケる音楽性を内包したアニソンが数多く生み出されたことで、アニソンは2000年代初頭に急速的に活性化、そして進化を遂げたのである。

『J-アニソン神曲祭り』に収録されている楽曲で言えば、「Love Destiny」や「ハッピー☆マテリアル」、ALI PROJECTの「聖少女領域」などがそれに当たる。
「Love Destiny」は2000年代初頭から現在まで続く、声優ブームの象徴的存在である声優アーティスト・堀江由衣の初期代表曲だ。“林原めぐみ以降”声優活動の選択肢として支持を集めた“声優アーティスト”(音楽活動を活発に行うマルチな声優)が大勢生まれたが、本作に収録されている声優で言えば、田村ゆかり、戸松 遥、茅原実里などが挙げられるし、言うまでもなく2011年に東京ドーム2デイズ公演という快挙を成し遂げた紅白歌合戦の常連シンガー、水樹奈々もその系譜に当てはまる。
「ハッピー☆マテリアル」は2000年代にトレンドとなった「声優合唱系」キャラソンの草分けと言えるだろう。本作収録曲で言えば、2000年代中期以降のアニソン・ムーヴメントを担った「ハレ晴レユカイ」や「もってけ!セーラーふく」もその系譜の進化系であり、以降の「経験値上昇中☆」「プレパレード」「みっつ数えて大集合!」「君へとつなぐココロ」、そして2011年の「ゆりゆららららゆるゆり大事件」へと受け継がれている。
そしてALI PROJECTのようなJ-POPシーンでは馴染みにくかったダーク・ゴシック・サウンドを志向するプログレ・ユニットまで、アニメという非日常を描く文化ならではの包容力で快く許容してみせた。それほどまでに、アニメが受け入れる音楽は懐が深いのだ。それは菅野よう子や梶浦由記、エリオをかまってちゃん(神聖かまってちゃん)、やくしまるえつこといった、コアな音楽性を持ち独創的な音楽スタイルを貫いている音楽作家やアーティストたちが、実に伸び伸びとアニソン・シーンで活動していることからも分かるだろう。つまりアニソンとはひとつの音楽ジャンルではなく、アニメに相応しければどんな音楽でも受け入れてしまう素晴らしい〈音楽文化〉なのだ。しかしそれも、多種多様な文化が集う極東の島国である日本だからこそ誕生したアニメ文化であり、アニソン文化なのだと改めて思う。アニソンとは、〈OPに尺を合わせるために1コーラス1分29秒〉という、日本以外ではさっぱり意味を成さない制約から生まれた濃密なポップ・ミュージックだ。
DJ和は、そんな日本ならではの音楽文化の歴史をここ10年余で切り取り、若者が〈俺たちの音楽=アンセム〉として受け入れている名曲たちを、なんと一枚で総覧できてしまうMIX CDを作り出してしまった。改めて、DJ和の「ガチ」な選曲センスの隙のなさを痛感すると共に、1コーラスで怒涛のように繋いでいくクラブMIXとアニソンの相性の良さに感嘆させてもらった。こんなMIX CDが登場するのを、僕たちはずっと心待ちにしていたのだ。


音楽評論家 冨田明宏




【収録楽曲解説】


1.「もってけ!セーラーふく」(らき☆すた/07年)
00年代の“現代アニソン史”において、間違いなく大きな転機となった楽曲。現在のアニソン・シーンを牽引する天才クリエイター、神前暁の出世作である。わかりやすいポップなメロディに、ジャズ、ソウル、ヒップホップなどが混在した自由すぎるアレンジ。そこに声優特有の萌え声が巧みにトッピングされている。畑亜貴のブッ飛びすぎてもはや意味不明な歌詞も、カオスなこの曲には素晴らしくはまっていた。世界的にも類を見ない、まさに新しい音楽の誕生だった。

2.「プレパレード」(とらドラ!/08年)
「とらドラ!」の前期OPテーマ。逢坂大河、櫛枝実乃梨、川嶋亜美の誰に肩入れしていてもすんなりと感情移入できる間口の広い歌詞こそが、この曲が愛された所以だろう。少女たちの揺れる心を普遍的に示しながら、同時に高須竜児のハーレムっぷりも表現(嫉妬)。作中では最終盤まで素直になれなかった3人だが、第2話から流れたこの曲中では、みなすでに竜児にメロメロだったのである。

3.「経験値上昇中☆」(みなみけ/07年)
「みなみけ」のOPテーマ。作曲は大久保薫。彼はある種、05年以降のキャラソンのエキスパート的存在で、実は「プレパレード」でもそうだったのだが、複数キャラによるマイクリレーや追っかけコーラスの連発を流行らせた張本人である。全体的にキュートに聴こえるが、ストリングス・アレンジが壮大なのもポイント。以前、茅原実里のライブでこの曲を生演奏で聴き、身震いしたのを覚えている。

4.「ハレ晴レユカイ」(涼宮ハルヒの憂鬱/06年)
言わずと知れた第1期「涼宮ハルヒの憂鬱」のEDテーマ。「アニソンでダンス」という文化を定着させた曲である。現場の勢いだけで決まったというキャラクターによるダンス演出だが、真似する視聴者が続出。テレビではスタッフ・クレジットなどのカットインがあり振り付けをすべて観られなかったのも良かった。ちょうど黎明期だったYouTubeやニコニコ動画に、隙間を想像で埋めた様々な踊りが投稿されブームとなった。

5.「みっつ数えて大集合!」(みつどもえ/10年)
第1期「みつどもえ」のOPテーマ。変態的に慌ただしい楽曲で、「もってけ!セーラーふく」よろしくとんでもない情報量なのだが、メロディだけはすっきりくっきり聴こえてくるから不思議だ。クセになるこの魅力は、ヒャダインこと前山田健一のアレンジ・スキルがあってこそ。こうした「もってけ!〜」の系譜を継ぐ賑やか系の楽曲が、3年を経て見事に洗練された様を見せてくれた。

6.「君へとつなぐココロ」(かなめも/09年)
子供から大人までが働く新聞専売所が舞台の4コマ漫画が原作。売り出し中であった「喰霊-零-」の水原薫と「けいおん!」の豊崎愛生、キャラソンの女王、釘宮理恵という組み合わせが新しかった。この頃になると、こうした合唱系キャラソンにも多様性が求められ、OPテーマやEDテーマにもすでに実績を備えた有名声優だけが起用されるのではなく、勢いのある若手も積極的に抜擢するケースが多く見られた。

7.「ハッピー☆マテリアル」(魔法先生ネギま!/05年)
総勢31名の声優が参加し、テレビ本編では7バージョンが放送されたOPテーマ(CDも7種を7ヵ月連続リリース)。これまで、コアなアニメ・ファンだけのものとされてきたキャラソンを週間オリコン・チャートの1位にランク・インさせようと、ネット上で購買運動が起こったことがよく知られている。結果、2バージョンが3位に輝いたのだが、こうしたファン主導の熱い突き上げが、このあとのキャラソン隆盛に繋がったことは確か。アニソン史的にもターニング・ポイントと言える重要な楽曲だった。

8.「Girls, Be Ambitious.」(ソ・ラ・ノ・ヲ・ト/10年)
声優デビューするやいなや数多くのキャラソンに携わり、08年にはソロ・シンガーとしてCDデビュー。09年からは声優ユニット、スフィアとしてもデビューし大活躍を続けているハイブリッド声優、戸松遥。本作はそんな彼女の5thシングルだ。誰もが体を動かしたくなる極上のポップスは、ライブにおいてもキラー・ナンバー。すげー盛り上がります。

9.「Morning Arch」(Aチャンネル/11年)
「Aチャンネル」のOPテーマを歌ったのは、第4回全日本アニソングランプリで参加者約1万人のなか優勝した河野マリナ。そして、プロデュースは神前暁。2010年最高の素材を一流プロデューサーが料理したわけだが、案の定、生まれたのは名曲だった。ポイントは彼女の声質。キラキラと透きとおっていて柔らかい。穏やかな日常というよりは温かい友情のほうがメイン・テーマだったアニメ作品ともベスト・マッチだった。

10.「おしえてA to Z」(B型H系/10年)
声優、田村ゆかりによるソロ名義のシングルで、「B型H系」OPテーマ。どんな楽曲でも自在に歌いこなす彼女だが、このナンバーが発表された当時は、このようなキュートなポップ・ナンバーは久しぶり。ファンが熱(発?)狂していたのを記憶している。ちなみに、同シングルには「B型H系」EDテーマも収録。こちらは甘酸っぱいミディアム・ナンバーで、ゆかりんのメロウな歌唱が堪能できた。

11.「READY!!」(アイドルマスター/11年)
00年頃からプロジェクトが始まり、アーケード版の「アイドルマスター」が本格稼動したのは05年。同作からは数え切れないほどの楽曲が生まれてきたが、記念すべきアニメ化の前期OPテーマを作り上げたのは、最初期のメンバーであるyura(作詞)、神前暁(作編曲)のふたりだった(神前は以前、ナムコ所属だった)。いわばアイマスの原点回帰的楽曲なのだが、そこで歌声を響かせる13人の声優たちの熱意もハンパない。アンセミカルなサビの合唱は神々しくすらある。

12.「ゆりゆららららゆるゆり大事件」(ゆるゆり/11年)
キャラソンの隆盛も2010年頃になると、供給過多状態になり歌い手が枯渇する(つまりは重複しすぎる)現象が起きた。が、ここにリアルな意味であらたな風を吹き込んだのがこの曲だ。歌うのはおおよそ新人の声優4人。そして作曲はアニソンは初めてというイイジマケン。が、結果的にこの試みは大当たりだった。キャラソンの魅力が声優の知名度だけに左右されるわけではないことを、意義あるカタチで示したのだった。

13.「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」(日常/11年)
「日常」前期OPテーマ。ヒャダインは作編曲家、前山田健一のニコニコ動画上における投稿名義だったのだが、これを機に正式にアーティストとしても活動をスタートさせた。なので、同曲のキャッチ・フレーズは「ヒャダイン53作目はメジャー・デビュー・シングル!」だった。楽曲は当然のごとくカオス系。ジェット・コースターの上で目を閉じて片足立ちするような、エキセントリックかつデンジャラスな展開が気持ちいい。

14.「SOMEONE ELSE」(WORKING!!/10年)
「WORKING!!」のOPテーマ。スカのリズムに乗せて繰り返される“ワン♪ワン♪”がかわいすぎて泣けるレベル。要はタイトルがらみのダジャレなのだが、そこにダサさを微塵も感じさせないのは作詞を担当したサエキけんぞうのセンスのたまものだろう。歌い手は安心の阿澄佳奈、藤田咲、喜多村英梨。キャラソンの王道、ド真ん中を突いた楽曲だった。

15.「恋愛サーキュレーション」(化物語/09年)
全5曲ある「化物語」OPテーマのうちの1曲。テレビ本編では第10話でのみ流れた。千石撫子 by 花澤香菜という反則的な組み合わせによるかわいらしい歌い手に、これまた胸にキュンとくるガーリーなラップ・ミュージック。何度萌え死んでも足りないくらいの衝撃を受ける神曲だ。ここにも出てくる作編曲、神前暁の名前を意識しつつ、本曲ではmeg rockの歌詞に散りばめられた絶妙な韻を堪能してほしい。やっぱ、かわいいよ、撫子ー。

16.「Love Destiny」(シスター♥プリンセス/01年)
「ラブひな」で大ブレイクを果たした堀江由衣が、今度は「シスター♥プリンセス」で“お兄ちゃん大好き♥”である。「Love Destiny」は「シスプリ」のOP テーマだが、これは堀江が現在も所属するスターチャイルドからリリースした記念すべき1stシングルでもあった。古参のほっちゃんファンで、今もこの曲を原点に挙げる人は多い。Loveと書いて愛と読む。萌えという言葉が今ほど普及していなかった時代、こうした堀江由衣のような声優たちをどう定義したらよいのか、様々な議論が各所で交わされた。

17.「セキレイ」(セキレイ/08年)
「セキレイ」OPテーマ。この曲の聴きどころはやはりストリングス・アレンジ。ポップなようでどこか不穏。すんなり耳に入るようで何かがひっかかる音色を作り上げたのは作家の高田龍一。東欧系クラシックや現代音楽をルーツに持つ彼は、のちに「涼宮ハルヒの消失」などのBGMを制作。萌えだけでない、それぞれに闇を抱えたセキレイたちを音でもうまく表現していたと思う。

18.「Os-宇宙人」(電波女と青春男/11年)
作詞作曲がの子、編曲が神聖かまってちゃんというクレジット。歌い手は大亀あすかだがキャラクターとしての起用なので、分類的にはキャラソンだ。ちなみにタイトルはの子の昔のあだ名、「大島宇宙人」が由来で、の子はこの曲を「エリオはまるで過去の自分よう」と自身を重ねて作ったという。整頓されていない荒削りなバンド・サウンドに、“青春のシンセ”とも呼べる泣き音が散りばめられていて、感情移入度は非常に高い。

19.「Magia」(魔法少女まどか☆マギカ/11年)
2011年最大のヒットを記録したアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のEDテーマ。あまりにエキゾチックでポップスの作法を度外視した楽曲に、「正直どう受け止められるか不安だった」とはKalafina音楽プロデューサーの談。また筆者も、放送前にサンプル音源を聴いたとき、「はたしてこの曲がアニソンの枠に収まるのだろうか」と感じたひとりだ。が、結果はご存知のとおり、アニソン史に輝くアンセムとなった。アニソンの懐の深さを感じた1曲。

20.「聖少女領域」(ローゼンメイデン トロイメント/05年)
ALI PROJECTと言えば、個人的には「NOIR」OPテーマの「コッペリアの柩」が懐かしいが、アニソン・ファンに広く認知されたきっかけとして、「ローゼメイデン」シリーズとの出会いはやはり幸運だったと思う。この曲は第2期のOPテーマで、週間オリコン・チャート6位と、最も好セールスを記録したシングルでもある。サウンドは全世界において唯一無二。日本が誇るプログレッシブ・ロックである。

21.「勿忘草」(テガミバチ REVERSE/10年)
「テガミバチ REVERSE」後期OPテーマ。ピコはニコニコ動画の“歌ってみた”シーンから登場したシンガーだ。投稿動画サイトの発展は、様々な才能を世に送り出すきっかけとなった。ニコ動の“歌ってみた”には中性的なハイ・トーン・ボイスの歌い手が集まったが、彼はその中でも声質の透明度が群を抜いていた。まさしく“両声類”。

22.「君の知らない物語」(化物語/09年)
ニコニコ動画の“初音ミク”シーンで圧倒的なクオリティの楽曲を発表していたsupercellが、満を持して世に送り出した1stメジャー・シングル。ボーカルはニコ動の歌い手、ガゼルのnagi。エモーショナルなピアノ・ロックに乗って届く、物語性溢れる歌詞がとにかく泣ける。10代の、思春期の頃を思い出さずにはいられない名曲。筆者のようなひねくれた大人でも、自分の思い出を美化せずにはいられなかった(笑)。

23.「Secret base〜君がくれたもの〜(10 years after Ver.)」(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。/11年)
「あの花」EDテーマ。ZONEの名曲を、茅野愛衣、戸松遥、早見沙織の歌い手でカバーしたキャラソン。2バージョンがO.A.されたが、10 years after Ver.はとくがアレンジを担当。実はこのとくも、初音ミクシーン出身のクリエイターである。4人の有名“P”が集い、estlaboを構成。アニメ・シーンへの楽曲提供や編曲というステージで活躍している。もう一方のMemento mori Ver.をアレンジした古川本舗もそのestlaboのひとり。ニコ動系アーティストの実力を示した一曲。

24.「DAYS」(交響詩篇エウレカセブン/05年)
「交響詩篇エウレカセブン」1クール目のOPテーマ。そもそも挿入歌にSUPERCARや電気グルーヴが起用されるなど、アニメ全編にわたって“かっこいい”サウンドが鳴り響いていたが、このあたりは「アニメの音楽を変えたい、という意識があった」と、シリーズ構成、佐藤大が語っていた。FLOWの「DAYS」は、ミクスチャー・ロックにアニメ的要素が絶妙にブレンドされた、バランスの良い楽曲だった。パーカッション、ドラム、ストリングス、ギターが高度に絡み合うなか、歌い上げられる青春のメロディに、誰もが胸を打たれたのである。

25.「*〜アスタリスク〜」(BLEACH/04年)
「BLEACH」1クール目のOPテーマ。今となっては20曲近くある「BLEACH」のOPテーマだが、いちばん最初の曲がこれである。04年にO.A.されているが、シングルの発売は05年。テレビのものとシングルのものとで大きくアレンジが異なっているが、こういったケースは90年代からしばしば見られた。“テレビでしか聴けなかった”幻の 「*〜アスタリスク〜」音源は、今や伝説ですらある。ちなみに本CDに収録されているのはシングル・バージョン。

26.「1/3の純情な感情」(るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-/97年)
「るろうに剣心」6クール目のEDテーマ。SIAM SHADEの代表曲。この頃のJ-POP系アーティストのタイアップは作品との親和性を考え曲を書き下ろすのではなく、既存曲を当て込むケースが当たり前だったが、作品と曲の雰囲気がハマったときの爆発力にはすさまじいものがあった。当時、週間オリコン・チャート3位を記録するなどヒットした楽曲だが、アニソン界では今現在も、ライブやCDでカバーされるなど名曲として君臨し続けている。

27.「バクチ・ダンサー」(劇場版 銀魂 新訳紅桜篇/10年)
映画本編のラスト・シーンでこの曲が流れたときは、全身に鳥肌が立ったものだ。ロック・バンドとアニメ作品の距離感で、理想の関係性を築いたのがDOES。決してアニメに媚びず、「俺たちはロックをやっている」と言い切る姿勢。それでいて監督からは、「好きに作るだけでいい」と信頼されている。これはエウレカ同様、アニメ制作サイドの意識の変化も大きい。自分たちの作品に合うアーティストを的確に嗅ぎ分け、個性を存分に発揮してもらう。この曲はその大きな成功例である。
28.「リライト」(鋼の錬金術師/04年)
「鋼の錬金術師」4クール目のOPテーマ。アジカンの後藤正文が紡ぐ歌詞には、決断し前に進むも迷いを拭いきれない、リセットしたくなる実に人間くさい“誰か”が描かれている。この“誰か”にエドワードを、そして自分自身を重ねた人は多いはずだ。作中のキャラクターの心情と合致し、かつ普遍的なメッセージ性を十全に持った、神曲である。これもアニメ・サイドのタイアップ・アーティスト選びのセンスが光った良き例である。

29.「Believe」(ONE PIECE/00年)
「ONE PIECE」2代目のOPテーマ。初代OPテーマの「ウィーアー!」から打って変わり、5人組アイドル・ユニットによるユーロ・ビートのダンス・ナンバーが起用された。90年代後半、J-POPアーティストにアニメをタイアップしヒットを生み出す手法は、ほぼほぼビーングとソニーの独壇場だったが、この曲はそこにエイベックスがアイドルという新しい路線で本格参入したケースとなる。

30.「Gamble Rumble」(劇場版 頭文字D Third Stage/01年)
気分爽快なユーロ・ビート。この曲を聴くと峠を攻めたくなる人も多いのではないだろうか。motsuいわく、「『頭文字D』と出会えた僕らは本当に幸せ」。m.o.v.eと頭文字Dの付き合いは長く、最初のテレビ・アニメのOPテーマ(98年)から最新アーケード・ゲーム のOPテーマ(11年)まで一貫している。アーティスト自ら(特にmotsuが)積極的にアニメを愛し、制作サイド、そしてファンとも望み望まれる相思相愛の関係を築いた、希有なケースである。

31.「LEVEL5-judgelight-」(とある科学の超電磁砲/10年)
「とある科学の超電磁砲」後期OPテーマ。fripSideをプロデュースする八木沼悟志は小室哲哉サウンドの信奉者であり、90年代のデジタルJ-POP(本人命名)の復権を掲げるクリエイターだ。楽曲作りの手法はキャラソンのそれに近く、メロディ、歌詞は作品に寄せつつ、特徴的なギター・ソロなどを駆使したサウンド面で自己を主張する。なお、このコンピューター・ミュージックとギターを融合させる手法は布袋寅泰に倣ったとか。本人は小6でBOOWYを完コピし、その後B’zのコピー・バンドを結成したこともあるギターっ子である。

32.「Believe」(機動戦士ガンダムSEED/03年)
「機動戦士ガンダムSEED」3クール目のOPテーマ。玉置成実のデビュー・シングル。本人、若干14歳のときのことである。同作のOPテーマはダンス・ビートの楽曲で統一されていたが、この曲はその最たるもの。編曲を担当した斎藤真也は、打ち込みビートに生のギター・サウンドを採り入れる手法を最も得意とするクリエイターだ。どこかで聞いた特徴と思えば、実は、前述の八木沼悟志とプライベートでも仲良しの同士だったりする。

33.「moment」(機動戦士ガンダムSEED/03年)
「機動戦士ガンダムSEED」3クール目のOPテーマ。Vivian or Kazumaは、台湾出身のタレント、ビビアン・スーと元SIAM SHADEの遠藤一馬とが組んだユニット。後述するT.M.Revolutionの西川貴教同様、ビビアン・スーもまた作中でアイシャ(バルトフェルドの恋人)の声優を担当した。この“主題歌を担当した人が作中に声優としても出てくる”という試みは、過去いくつか例はあったものの、飾りではなく長いセリフもちゃんとあったという意味で斬新だったと思う。

34.「INVOKE」(機動戦士ガンダムSEED/02年)
「機動戦士ガンダムSEED」1クール目のOPテーマ。T.M.R.にとっては「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」のEDテーマ(96年)以来となる久しぶりのタイアップだったが、ガンダム・ファンであることを公言することで、アニメとの隔たりは感じさせなかった。むしろ、声優としてミゲル・アイマン役を演じ、楽曲以外のところでも作品との親和性を生み出していたように思う。ちなみに2011年、「エステー消臭力」CMでT.M.R.が突如子役タレントのミゲル君とコラボし話題になったが……これは偶然か!?

35.「ignited -イグナイテッド-」(機動戦士ガンダムSEED DESTINY/04年)
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」1クール目のOPテーマ。「INVOKE」に引き続き、シンセ・サウンドを主体としたデジタル・ロック。しかし作詞は主人公のシン・アスカを意識したとのことで、曲作りにおいても一歩アニメに近づいている。SEEDで話題となった声優としての関わりもグレード・アップ。ハイネ・ヴェステンフルス役としてエース・パイロットのひとりを演じた。ハイネが乗るモビルスーツ、グフイグナイテッドの名は、この曲が由来。

36.「PRIDE」(機動戦士ガンダムSEED DESTINY/05年)
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」2クール目のOPテーマ。ハイカラはこの曲でデビューし、週間オリコン・チャート2位を獲得している。SEEDから続くデジタル・ロック路線から転じ、メタル寄りのサウンドが鳴らされた(といってもシンセ音を随所に効かせたポップスにきっちり仕上がっているが)。ライブではそのヘヴィネスな傾向が一層強くなり、筆者はモッシュ、クラウド・サーフィングに巻き込まれました。

37.「僕たちの行方」(機動戦士ガンダムSEED DESTINY/05年)
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」2クール目のOPテーマ。週間オリコン・チャートは1位。「ignited -イグナイテッド-」も1位、4クール目OPテーマの「Wings of Words」は2位だったことを考えると、DESTINYの主題歌は本当によく売れたなあ、と。まだあどけなさを残す15歳の少女が、パンチの効いたパワフルな歌唱を披露。DESTINY楽曲の中で、最もロックなバンド・サウンドだった。

38.「JAP」(戦国BASARA/09年)
第1期「戦国BASARA」のOPテーマ。西川貴教を中心に結成されたバンドa.b.s.の6thシングル。SEEDを経たことで、西川の中でアニメ・タイアップには「作品と音楽が互いに熱量を持つことが重要」との認識が芽生えたという。西川と「戦国BASARA」との付き合いは、05年に始まり11年現在まで今なお続いているが、送り出される楽曲は、なるほどつねに“熱い”。この曲も和テイストを採り入れたロック・サウンドで、武将が戦に臨む高揚感、作品自体が持つ異様なパーティー感をよく表していたと思う。

39.「空色デイズ」(天元突破グレンラガン/07年)
「天元突破グレンラガン」のOPテーマ。中川翔子最大のアンセムで、ライブでは観客と大合唱するのが恒例となっている。まったく個人的なことを言うと、今聴いても作中の様々な名シーンが蘇り、涙が浮かんでくる。「自分を信じろ!」「最後まで諦めるな!」というメッセージが真っ直ぐすぎるくらいに突き刺さる名曲だ。作編曲は斎藤真也、作詞は「恋愛サーキュレーション」で紹介したmeg rockと、実はこの業界のヒット・メーカーに手掛けられたサラブレット曲でもある。

40.「七転八起☆至上主義!」(ハヤテのごとく! /07年)
第1期「ハヤテのごとく!」後期OPテーマ。作編曲はトランスを軸としたデジタル・ロックに定評のあるアニソン界の老舗クリエイター集団、I’veよりC.G mixが担当。作詞もやはりI’ve所属(当時)のKOTOKOで、彼女は「必ず原作を読んでから詞を書く」信条の持ち主だ。必然、アニメとの親和性は高い。サウンド面でひと言加えると、この曲はトランスとピアノの融合に耳を傾けたい。刻んでいるが、実はスッと入ってくる音が心地よい楽曲なのである。 

41.「MOON SIGNAL」(おとめ妖怪 ざくろ/10年)
「おとめ妖怪 ざくろ」OPテーマ。スフィアの6thシングル。ガーリーでありながらスピード感溢れるユニゾン・ボーカルが美しく神秘的で、イントロから多用されるシンセ・フレーズも相まって、スペーシーなロック・チューンに仕上がっている。ライブではこの曲を終盤の盛り上げに用いることが多い。作編曲は虹音(にじね)。虹音は主題歌、キャラソンだけでなく劇伴も制作している期待の若手クリエイターだ。

42.「Crow Song」(Angel Beats!/10年)
「Angel Beats!」の劇中バンド、Girls Dead Monsterによる挿入歌。テレビ初登場時は岩沢の歌唱役のmarinaが歌ったが、その後のストーリーの進展に伴いユイ役のLiSAにバトン・タッチされた。作曲した麻枝准が語るとおり、転調あり、変拍子あり、高音域多発の三重苦。LiSAに「ドS」と言わしめた、歌うには甚だ高難度な楽曲である。が、ライブにおける盛り上がりはハンパなく、2010年のアニソン界のアンセムとして、多くのファンに愛された神曲である。

43.「JOINT」(灼眼のシャナU/07年)
「灼眼のシャナU」前期OPテーマ。「灼眼のシャナ」前期OPテーマ「緋色の空」と併せ、川田まみの初期代表曲。KOTOKOと並び、I’veのボーカリストとして活躍。電波ソング寄りのデジ・ロックがKOTOKOなら、川田はダーク・ファンタジーな世界観を内包したハードなデジ・ロックを得意とする。作編曲はI’veクリエイターの中沢伴行と尾崎武士。ギタリスト尾崎の参加が、よりこの曲をロック然とさせている。

44.「Paradise Lost」(喰霊-零-/08年)
声優シンガー、茅原実里にとって初のOPテーマ。ひとたびイントロが流れれば、一瞬でライブ会場がウルトラなオレンジ色に染まるキラー・チューンである。作編曲はElements Gardenの菊田大介。00年代中盤から後半にかけて、I’veと並びアニソン業界を代表するヒット・メーカーへと躍進したクリエイター集団のElements Gardenは、疾走感溢れる独特のストリングス・アレンジを武器に、茅原実里や栗林みな実、そして水樹奈々らをスターダムへと押し上げた。

45.「PHANTOM MINDS」(劇場版「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」/10年)
アニソン界の女王、水樹奈々がブレイク・スルーしたポイントとして、04年の第1期「魔法少女リリカルなのは」OPテーマ「innocent starter」のヒット(週間オリコン・チャート初のTOP10入り)を挙げる人は多い。それから6年後、「innocent〜」の対になるよう作られた「PHANTOM MINDS」で、彼女は自身初の週間オリコン・チャート1位を記録した。水樹奈々の飛躍は、なのはなくして語れない。2年連続2度目の出場となった第61回NHK紅白歌合戦(10年)でも歌われ、名実共に広く愛された彼女の神曲のひとつである。

46.「ETERNAL BLAZE」(魔法少女リリカルなのはA’s/05年)
同アニメ・シリーズの第2期「魔法少女リリカルなのはA’s」OPテーマ。週間オリコン・チャートで2位にランク・インし、「PHANTOM MINDS」でその記録を更新するまで、最大のヒット・ナンバーとして長らく彼女を支えてきた神曲。それゆえ、ライブでは重要な位置で歌われることが多い。10年12月に行われた東京ドーム2DAYS公演(動員8万人!)でも1日目の本編ラストを飾った。作編曲クレジットにはElements Gardenの代表、上松範康。タテ乗りできるストリングス・アレンジをアニソン界に根づかせた彼の功績は大きく、この曲の成功で水樹奈々とElements Gardenの関係も深まっていった。なのはに続き、彼女に強力な仲間=ファミリーができた瞬間だった。


TEXT BY 西原史顕(リスアニ!)



関連リンク:


J-アニソン神曲祭り
http://www.kamikyokumatsuri.jp/


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